DIARYダイアリー
秋休み
2021年5月 4日
この休みはいつものホームステイ先ではなく初めての家族のところにステイさせてもらった。ホストマザーは日本人でホストファザーはニュージーランド人。ホストファザーは流暢な大阪弁をしゃべれる。息子さんと娘さんがいて私と同世代。それから、グレイハウンド(犬)のダラス。みんな日本食が好きで、毎日、日本食が食べられるなんて、夢のような生活!学校では、普段日本食は食べられないから日本に戻れたような気分。
とってもキュートなダラス
この家では日本のテレビも見られる。朝、リビングに入ると「おはようございます」というアナウンサーの声が聞こえる。日本のコマーシャルを見たときに、ものすごく懐かしく、安心感を感じた。日本に帰ったような生活に私は一瞬で馴染んだ。
変わったことといえば、ニュースで四六時中コロナウイルスのことについて報道されていること。私が日本のテレビのニュースを最後に見たのは、昨年の1月。コロナウイルスのことは、まだ、ほとんど報道されていなかった。2週間、同じような内容のニュースを見ていただけなのに、先の見えないコロナウイルスの状況にニュースを見るのが嫌になった。日本の新規感染者が毎日、増えていき、心もどんより。この生活を日本の家族、友達は一年以上続けているのかと思い,改めて驚いた。テレビの海外ロケが一切ないのも寂しく感じる。
私が日本に帰れるようになる頃には、テレビはどんなことを放送しているのだろうか。
この休みはホストマザーとたくさんクッキングをした。私が食べたいものをリクエストするといつも作ってくれた。初めてのパン作りにも挑戦した。ニュージーランドで売られているパンは基本的に薄切。厚切りパンを食べたければ、自分で焼いて切るしかない。厚切りパンをトーストして食べたかったけど、学校で作るのは難しいから諦めていた。あんこを厚切りトーストで食べたいなという私の一言を聞いて一緒に作ろう!と提案してくれた。この休みに3回パン作りに挑戦した。ハプニングはありつつも、どの食パンもとってもおいしかった。
あんバタートースト!これが食べたかった!
ホストファザーに釣りに誘われた。夏のキャンプで釣りの楽しさを知った私はもちろん即決、OK。ホストファザー、娘さん、わたし、それからホストファミリーの友達の日本人シェフの方。この方が、ユニークで面白かった。ニュージーランドで知り合った人はみんな、個性がある。みんな、色んな経験をしているから話を聞くのが楽しい。釣りの成果は、鯛、七匹、kahawai(マルスズキ)六匹、あじ二匹!。シェフの方が綺麗に捌いてくれて、その日の夜は刺身パーティー。テーブルの上に並んだ、綺麗な刺身を見た時はあまりの美しさに声が出なかった。船の形に彫った木に並べられた刺身はまるで宝石船のようだった。
大漁、大漁!
美しいお刺身に、うっとり。
ふしぎ発見のロケでお世話になったスタッフの方と食事をしたり、大学生の娘さんにオークランド大学を紹介してもらったり、ダラスの散歩をしたり。
オークランド大学
オークランド大学
秋休み最終日は、すき焼き。薄切りの牛肉を生卵と絡めて食べる。なんて美味しいんだろう。NZには、お肉の薄切りがないのだ。かたまりでしか売っていないから、なかなか自分では薄切りにすることができない。
久しぶりの本格的なすき焼き!
毎日美味しい日本食を食べていたから、朝から口が白米を欲している。でも、学校で出てくるのはシリアルとパン。さあ、体に学校の生活を思い出させないと!