DIARYダイアリー

Photography

2021年4月25日

ニュージーランドの学校には、沢山の授業の種類がある。5教科に加えメディア、経済、写真、演劇、デザインなどがある。
高校から、将来の夢を決めてそれに向けた授業を選択する人が多い。例えば、将来芸術の道に進みたい人は芸術系の科目のみをとっていたりする。
私は、中学生の時から写真を撮るのが好きなので、写真の授業をとっている。

今学期は、7つのタスクがあり各タスクのテーマに沿った写真を撮るのが課題だった。
一つ目のテーマは「色」。自分で色を一つ決めてその色の写真を撮る。私は赤の写真を撮った。薔薇や夕焼け、自分の周りにある赤いもの。友達に赤いメイクをして赤い布をかぶってもらったり。どんどんアイディアが出てきて、時間をかけて写真を撮った。

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そんな間にも次のテーマが出される。

テーマ2は「形」。私は丸を選んだ。このテーマがかなり難しかった。丸いものを机の上に置いたりしてみたけれどアイディア性が足りなかった。ふと部屋の写真を撮っているとぼやけたフェアリーライトが丸の形なこと気が付いて、写真を撮ってみた。

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テーマ3は「線」。曲がっていてもまっすぐでもどんな線でもいい。陸上競技場のラインや、電線、水の流れ。普段、電線の写真を撮ることはないけどこの授業のおかげで電線の影がすごく芸術的な要素を持っていることを知れた。

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テーマ4の「素材」。ザラザラ、ふわふわ、ゴツゴツ、などの写真を撮る。「素材」の写真を取りに散歩に行ったが、水の表面の写真を撮っていると水の流れの線が写真で撮れることに気づいた。30分くらい、噴水のところで写真を撮っていた。シャッタースピード、I SO感度を変えたりしてみた。今まで、設定を自分で操作したことはなかった。けれど、自分で設定を変えることが写真の幅を広げれると知った。泡の写真、木の幹の写真、主体のものをとにかくクローズアップして撮った。

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テーマ5は「ネガティブスペース」。ネガティブスペーストは主体のものの周りのスペースが主人公の写真。鳥の影をフレームの端にした写真などだ。

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テーマ6は「光」。色んな色の光、光の動き、影。机に人形を寝かせて、上から光を当てる。自分の手の影を人形の下に作りまるで人形が私の手の上を座っているかのような写真を撮った。このテーマが一番撮るのが楽しかった。創造性を磨こうと思い、他のテーマよりも凝ってみた。

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テーマ7は「人」。人の表情、かげ、色、動き。友達に、モデルになってもらい1時間付き合ってもらった。そして、私も友達のモデルになった。

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写真を撮るために、毎週末の朝は早く起きて歩きながら被写体を探した。今までは、カメラの機能を知らずに好きなものだけを撮っていた。授業のおかげで、自分の知らなかったカメラの世界を知れた。