DIARYダイアリー

Collegiate weekend

2021年3月 3日

先週末はcollegiate weekend.

Collegiate weekend とは、学期事にある寮対抗の大会のこと。3日間あり、初日は水泳、二日目は陸上、三日目は大会ではなく特別礼拝がある。各寮にはテーマカラーがあり、私の住んでいる Bishopsハウスは黄色。黄色の洋服やリボンなどをつけて応援する。私は水泳がかなり苦手なので昨年に続き、今年も応援側。

しかし!!陸上の大会の選手として抜擢された!去年はどちらの大会にもでなかった。来年はどちらかの大会に必ず出ると目標を決めた、そして、今年その目標が叶ったのだ。

私は、中学生の時からトレーニングとしてよく走っていた。おかげで、長距離が得意になれた。ニュージーランドに来て初めて陸上部の子達と走った時、私はビリだった。今まで、日本では早い方だったのにここではビリ。ものすごくショックだった。一年たって私は陸上大会の選手に選ばれた。

一年でどれくらい自分が成長したのか、試されている気がした。私が今回走ったのは800mと1500m。いつもは、自分自身のために走っている。チーム力ではなく個人の力。しかし、今回は自分の寮を背負っている。自分だけの戦いではないと思うと緊張した。

トラックのレーンに行き、白い線の内側に立ち、笛が鳴るのを待つ時間。あの瞬間がすごく苦手。心臓の音で周りの歓声もかき消されそう。

パン!!
笛が鳴り脚が動き始めた。最初の400mは一位をキープすることができた。しかし、半分走ったあたりで腕中が痺れてエネルギーがなくなってきた。走っても走ってもいつものように力が出ない。すると、どんどん追い越された。一人に追い越されるたびに悔しくてたまらない。最後の100m、いつもならダッシュするのにできなかった。体力が尽きていたのだ。結果は6位。自分の力を保持できなかった。最初に飛ばしすぎたのだ。自分のコントロール不足。私の寮のみんなが希望を見ていたのに、最後には落胆させてしまった。そう思うと、みんなが応援している席には戻りたくなかった。

1500mで挽回しよう。ハンバーガーを食べチョコを食べエネルギーを体に入れた。
今度は、気持ちを入れ替えた。順位ではない、自分が全力を出し切れるかどうかだ。白い線の内側に立ったとき、さっきとは違い心臓の音は通常だった。笛が鳴り、走り始めた。最初はみんなの後ろだった。自分のペースを掴み、1500mキープさせる。呼吸に気をつけて前を走っている子の背中を目指して走る。そうすると、一人一人抜かすことができた。最後の100m、ダッシュした。

私の目の前の子を抜かしたい、抜かしたい!!ほぼ同時着だったが、私の方が後だった。けれど後悔はない。むしろスッキリした。自分の全力を出せたのだ。

私を待っている友達のところへ走って行こうとしたが足に力が入らなかった。腰から力が抜けて地面にペタリ。腰の力が抜けるというのはこういうことなんだな。初めて味わった。結果は16人中7位。一年まえはビリだった。そう考えると成長したな。

総合結果は、Bishopハウスは4ハウスのうち今年は3位。大会には勝てなかったけれど一年前の自分自身に勝った。大満足で1日を終えた。

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