DIARYダイアリー

新学期、始まる

2020年10月12日

今日から第4学期が始まる。
1年前に私がこの学校に入学した学期だ。いつの間にか1年経ってる事に驚き。
小学生までは長く感じたのに中学生になってから時間の進むスピードがすごく早く感じる。それを親に話したら、歳を取ればとるほど時間の進みが早く感じるといっていた。

どうして時間を早く感じるようになるのか調べてみたら、日々の生活の新鮮味が影響しているようだ。大人になると生活に慣れて新鮮味がなくなるが、子供は初めて体験することばかりで新鮮な毎日を送っている。新鮮に感じなくなると、時間が早く流れていくのか・・・

でも、私の場合この一年は新鮮な毎日だった。

初めて一人でニュージーランドという未知の国に飛び立った。オークランドで出会った素敵なファミリー。このファミリーとは、今でも仲が良く、この春休みは、パーマストンにあるホストファザーのお母さんの家にホームステイさせてもらった。
友人の話など聞いていると、ホームステイ先の良し悪しは半々の確率である。そんな中、私が素敵な家族に会えたことはとてもラッキーだと思っている。

1年前、入学したばかりの学校でキャンプに行った。マウンテンバイキング、カヌーと盛り沢山なキャンプだった。しかし、実は私は自転車にのれない。。。
先生に自転車に乗れなくてもキャンプに行けるか聞いた。「もちろん大丈夫!!」とスマイルで言われたのでノコノコと行ったが、初めてのマウンテンバイクでは初っ端から転んだ。まず自転車でうまく曲がることができない。そして足が地に触れていないのが怖い。先生もここまで乗れないとは想定していなかったんだろう。みんなが自転車を漕いでいる中、一人車で移動したのも、今となってはいい思い出だ。

そして、何より新鮮だった経験はニュージーランドでのロックダウン。世界中でコロナウイルス感染者が増えている中、ニュージーランドは増えていなかった。コロナウイルスは、私には無縁だと思っていたため、4月の休みには、ネパールの登山に行く気満々だった。そんななかで、突如コロナウイルスが私にも降りかかってきた。

ニュージーランドで、外国人の入国が規制され、留学生もいったん出国すると入国ができなくなった。そして国内中でのロックダウン。

留学生は、全員学校に残り先生にスタッフさん総勢100人あまりと一緒に1か月以上を過ごした。この生活が、とても楽しかったのだ。先生たちが私たちのことを楽しませてあげようとスポーツや映画鑑賞会、車の運転講座などを行ってくれた。いつになったら家族や友達に会えるのか、そんな不安な気持ちを忘れるくらい楽しんだ。きっと、誰よりも充実しているロックダウンを送ることができた。

そしてこの春休みに私は初めて農家の仕事を手伝った。ホストファミリー は農業をしていて、羊、牛、それから沢山の鳥を買っている。私がこの家に来た日に、羊が一匹産まれた。産まれたばかりの動物に会うのは、初めてだった。赤ちゃん羊と思っていたが、思ったより大きくてすぐに立っていたので、驚いた。産まれたての羊にミルクをあげた。体がほんのりと暖かく毛並みはまだざらざらとしていた。3週間たった今では体も大きくなりふわふわの毛が生えている。先日、ホストファミリー の親戚の家に行ったら、子羊が家の中を駆け巡っていた!これこそ、ザ・ニュージーランドのような経験。
ホームステイ最後の日、最後の餌やりをしてきた。赤ちゃん羊は、触ろうとすると一瞬で逃げちゃうけど、今日は向こうからゆっくりと近づいてくれた。

毎日、新しい経験をして新鮮な日々。さあ、明日からまた学校生活が始まるぞ!!

20201012183227.jpg

20201012183349.jpg

20201012183439.jpg

20201012183453.jpg

20201012183507.jpg