DIARYダイアリー

寮対抗の演劇

2020年8月21日

Winner is bishops!!

ドンドドン ドンドドン。
リズムがホール中に鳴り響く。久しぶりに踏むステージ。赤色のライトで私は染まっていた。

学校には毎学期collegiate weekend というものがる。collegiate weekend では寮対抗の大会がある。
一学期はスポーツ、二学期は歌、今回は演劇。先学期廊下を歩いていると、廊下に貼られている紙に目が行った。
"house drama"演劇に出るメンバーの募集だった。英語劇、私にはできないなと思い特に気にせず通り過ぎた。
そんなある日、演劇のメンバーが足りないとの連絡がきた。
私は演劇の授業は受けているけど全校生徒の前で披露できるかな。でも、挑戦してみるのも大きな一歩になるかも。
いきなり、挑戦して見たい意欲が湧いて日本人の友達を誘って応募することにした。
無事、オーディションも合格して厚みのある台本を渡された。

"chicago" 私たちの劇の題名。シカゴ はミュージカルで、女性の囚人達の、少し怖くてずる賢い話だ。
私はkatalin という囚人の役で、"cell block tango"という歌を歌う。
この歌は、女性受刑者たちが自分たちがなぜ投獄されたのかを物語る歌だ。katalinは自分は無実だと歌の中で歌えている。
一人ずつ自分の罪に関連した言葉を唱える歌詞がある。私はuh-uh. 自分は無実だと悲しく訴えるように言わないといけない。
単語よりも難しい。ユーチューブでプロの人がうたっているのを何度も聞いた。

ダンスの練習、歌の練習、衣装の確認、あっという間に時が過ぎた。
そして、本番。
囚人を想像しながら黒いアイシャドウで目の周りを囲み、あざを作り、黒い衣装を身に纏い私はKatalin として幕の裏で出番を待った。

ドンドドン ドンドドン。
歌にリズムがホール中に鳴り響く。ついに私の出番だ。少しずつ開く幕。同時に私は赤色のライトで染まった。
真っ赤な地面を見つめながら歌を歌い始めた。