DIARYダイアリー

畑と私

2023年12月19日

明日の朝は畑に9時集合!
毎週土曜日私の元に届くメッセージ。
私は畑ベースの大学生活を送っている。

夏頃に、大学でお米を育てている生徒がいるという話を耳にし、気になったので訪れることに。様子を見に、学校から徒歩20分ほどの場所に田んぼへ向かうと、強い夏の日差しを浴びながら黙々と数人の生徒が田んぼ作業をしていた。

「今ね雑草取ってるんだよ。ぬかるんでるから気をつけてね」そう言う先輩たちは、誰1人長靴を履いていなかった。
さすがに長靴は履きたいな〜と思い田んぼの中に入ってみると、一瞬で長靴がハマり身動きできず転倒。なるほど、確かに素足の方が動きやすそう。そんなこんなで毎回足を全力で引っこ抜きながら、稲のあいだの雑草を抜きとった。これが案外、雑草と稲が似ていて難しい。間違って稲を抜いては行けないから、慎重に判断。抜いた雑草は、足で踏んで泥の中に入れる。この動きがまた、しっかりと足を踏まないといけないのでズッポリとハマり、抜けなくなる。
トロトロしていたら、周りの先輩は、あっという間に私の前の前の方まで進んでいた。汗水垂らして2時間ほどの作業が終わった。
疲れ果てて休んでいる私に先輩が一言。
「夏は雑草がどんどん生えてくるから、しょっちゅう作業しないといけないんだ」
ひぇぇぇぇぇ〜〜〜お米作りってこんなにも大変なんだ!!!!無知ながら、田んぼには雑草取りの作業があるとは知らなかった。毎日食べているお米なのに、どうやって食卓まで来てるかは想像していなかった。

お疲れ様と貰った温泉まんじゅうを食べながら、自然に触れる時間が好きなことを思い出した。大学生活は教室の中だけでないようだ。

この日に食べたお米は一段と美味しかった。

あの日をきっかけに、秋から大学の研究会(ゼミ)でお米づくりをしているオコメンプロジェクトに入った。農を通じて、大学と地域の繋がりを作っていくプロジェクトだ。入った時は想像もしていなかった、忙しく目まぐるしい日々が私を待っていた。

他にも書くことは沢山あるので随時更新します。

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