DIARYダイアリー

マラソン大会

2020年7月 2日

「ピイ!!」
私の嫌いなホイッスルの音が響いた。
学校には毎学期行事があり、今学期はマラソン大会があった。全校生徒が3キロ走る。

私はもともと走るのが好きで毎日走ってる。特に日曜日の朝、日が昇る前に走りはじめて朝焼けを見るのが日課。この前はカメラをリュックにいれてて背負って走った。美しい景色を私のカメラに残すために。


でも、自分のランニングとマラソン大会は違う。
自分のランニングは好きなペースで走れるけれど、大会となると早く走らねばとプレッシャーがかかる。自分は走るのが好きなのだから早く走らないといけない、と自分自身でプレッシャーをかけてしまう。それがとても重くていつもマラソン大会の前は気落ちしてしまう。


マラソン大会当日。学校内のグラウンドにコースがあり生徒たちは好きなところから応援できる。
応援されるのも、かなりプレッシャーになる。そんな不安な気持ちの中、ホイッスルの音が響いた。周りに遅れを取らないように早く走った。みんないつもよりもスピードを出すから自分も自然にスピードを速める。スピードを速めれば途中で疲れてしまう。でも、今までのランニングで体力がついていたのかスピードを緩めずに走り続けることができた。


私の後ろで走っている女の子がいた。その子は現地の子。多くの生徒たちがその子の名前を呼んで応援している。
私の名前を読んでくれる人は少ない。だからか、逆に負けたくないと私の闘争心が高まった。私が先にゴールしてやる。ゴールまで後100メートル!自分の出せるだけの速さでダッシュした。
「GO!EKO!!!」
みんなから聞こえる歓声を浴びながらゴール。

私は8位だった。トップ10に入れたこと、それが何よりも嬉しくて達成感に溢れかえっていた。走った後は歩かないといけないけれどそのまま地面に座り込んだ。
「やった、自分は出来た!」

表彰式で自分の生が呼ばれた時、それから生徒の前に立って表彰された時、自分がなんだかカッコよく感じた。
これで、後一年はプレッシャーだらけのマラソン大会がない!!!!


しかし、次の日「school team fro cross country in term3」という次の学期に行われるマラソン大会のメンバーに選ばれたとメールが届いた。え????後、一年マラソン大会とはおさらばだったはずなのに???チームのメンバーに選ばれたのはもちろん嬉しい、でもまたあのプレッシャーに追われるなんて、、、嬉しい気持ちとなんともいえない苦い気持ちが私の中を埋め尽くしている。


そして、私の2学期は終わり、3週間の休みが始まった。
この休みはとにかく、たくさんの予定があるから休めるかわからない。でも、きっと一番充実した休みになると思う。
そのことについてはまた別の日にブログに書く。

今回は以前にホームステイしたオークランドのホストファミリーの家で3週間過ごす。最初の三日間は学校の先生の家に泊っている。

昨日は初めてのピザ作りをした。今日はラザニアにアップルクランブル。
アップルクランブルは英国立教生なら誰しもが知っているスイーツ。私が中学時代を送った立教英国では毎週木曜日にアップルクランブルが出てた。私は大好きだったから、木曜日はお気に入りの日だった。そのアップルクランんブルを久しぶりに食べれるから楽しみだ。
私の休みは美味しい物で始まったばかり。

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